ケイト・グリーナウェイのティーパーティー
イギリスと言えば、紅茶。
17世紀、中国からオランダ経由でイギリスに入って来た“茶”が、ここまで深く根付いたのには様々な理由があるようです。
曰く、ポルトガルから嫁いで来た王妃が貴族たちに広めたのがきっかけとか、コーヒーの取引ではオランダに勝てず、そんな中、当時の植民地が茶の栽培に適しており、輸入に頼らずとも自国生産が可能になったからとか、何より水質が合っていたからとか、とかとか…
近年では昔ほど飲まれなくなったとも聞きますが、それでも1日平均5~6杯は飲むのが普通と言いますから、いかに日常に欠かせないものであるかがわかります。
それゆえイギリスの芸術作品にも頻繁に描かれる“お茶の時間”──画家たちもしばしば題材にしています。
今回はその中からケイト・グリーナウェイ(Kate Greenaway, 1846-1901)の作品を集めてみました。
"Birthday Tea" 1877年
"You see, merry Phillis, that dear little maid, Has invited Belinda to tea…"
(Under The Window) 1878年
"Tea Party for Two Outside"
"Afternoon Tea"
(Kate Greenaways Birthday Book) 1880年
Cross Patch, lift the latch"
(Mother Goose or the Old Nursery Rhymes) 1881年
"The Tea Party"
(Marigold garden) 1885年
"Afternoon Tea" 1886年
"The Tea party"
(The April Baby's Book of Tunes) 1900年
"A Calm in a Tea-Cup"
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