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このブログの最初の記事では中原淳一の「娘十二ヶ月」をとりあげましたが、一年を描く連作では十二ヶ月を一組にしたもののほかに春夏秋冬をセットで描いたものもありますね。 カルタやタロットカードなど、イラストが一揃いになっているものって、なんとなく惹かれます。 今回とりあげる“Miss Four seasons”(仮題)は、ネットで見つけた画像。最初に見たのはMiss Autumnでした。 すぐにMiss Winterも見つけ、秋と冬があるなら春と夏もあるはずと探しました。探すといっても作者は不明なので、ほぼ何かの折りに偶然見つかるのを待つだけといった感じでしたが。 で、どうやらそれらしいものが揃ったのがこちら。 Miss AutumnとMiss Winterは似た雰囲気の女の子なのに、SpringとSummerは全然違うのが意外でした。 もしかすると段々に成長していく感じで描かれているのかとも思いましたが、だとしたら秋と冬にあまり違いが感じられませんし。 ダイヤのマークが何なのかも気になりますが、この四季の女の子たち、とにかく具体的な情報が少なくて。諸々の状況を見ると著作権自体は切れてそうなのですが、これらを見つけたサイトもそれぞれ既にリンク切れの上、画像の大元にも辿り着けませんでした。 エフェメラとして売りに出されているのも見かけないのが不思議です。 よほど小規模に販売、もしくは配布されたものがネットによって現代に甦ったパターンでしょうか。 今後も、のんびり調査？を続けます。

装飾のためのデザイン集のようなものが好きです。ひとつひとつの図版はもちろん、それらがひと揃いになって並んだ時の楽しさ美しさ。 こちらは19世紀のアメリカで出版された"Plant-forms ornamentally"(1874年)と題された図版集です。イラストはグレース・カーター(Grace Carter)となっていますが、画家についての情報は、これらの図版以外見つけることはできませんでした。 植物画と装飾デザインへの応用見本。9枚を所蔵しているボストン公共図書館では  公式Flickr で全9枚を一覧、ダウンロードできるようになっています。